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西日が小箱の口のように、たった一方に開いた縁側からさしこんで来た。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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庭・縁側・ベランダ
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......きつづけ住みつづけるであろう。左様なら! 不思議な、明るい、暗い子供時代の生活よ、すべて左様なら。 その家は西向きで、崖のとっぽさきに立っていた。午後になると、西日が小箱の口のように、たった一方に開いた縁側からさしこんで来た。力一杯に、西日は部屋の壁際まで照りつけるのだが、それだけ風もよく通ると見え、伸子は大して暑くも感じなかった。こんな小っぽけな家、こんな西日、伸子は珍しい心持で、......
単語の意味
西日(にしび)
縁側・緣側(えんがわ)
西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。
縁側・緣側・・・1.家の座敷の外側についている、庭に面した細長い板敷きの部分。和風住宅の独特の構造。
2.カレイやヒラメなどの魚のヒレやエラ付近の肉。うまいものとしてすし屋などで出される。
2.カレイやヒラメなどの魚のヒレやエラ付近の肉。うまいものとしてすし屋などで出される。
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芝生が敷き詰められた広場から秋の花が咲き乱れる花壇へ、瓦の小径が縫うように続いている。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
広くてシンプルな庭だった。芝生がなだらかな斜面を作って広がり、ところどころに木立が配されていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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部屋へ戻ると西日が斜めに大きく射していた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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暗くすると、どこの窓からかよその光が反射で薄明かりを起こしている
幸田文 / 流れる amazon
緑色の笠 のかかった、電灯の光は海の底のように部屋の中を思わせた。
有島武郎 / 或る女
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採光窓から降ってくる真夏の陽射しが床タイルにくっきりとした窓枠の影を作っている。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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