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あごの下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今はわずかに上唇の上で意気地なく残喘ざんぜんを保っている。
芥川龍之介 / 鼻 ページ位置:61% 作品を確認(青空文庫)
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鼻の大きさ・高さ
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前後の文章を含んだ引用
......。これではあたりまえの鍵鼻と大した変りはない。内供はその短くなった鼻をでながら、弟子の僧の出してくれる鏡を、きまりが悪るそうにおずおずのぞいて見た。  鼻は――あのあごの下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今はわずかに上唇の上で意気地なく残喘ざんぜんを保っている。所々まだらに赤くなっているのは、恐らく踏まれた時のあとであろう。こうなれば、もう誰もわらうものはないにちがいない。――鏡の中にある内供の顔は、鏡の外にある内供の顔を......
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上唇・上脣(うわくちびる・じょうしん)
上唇・上脣・・・上の方の唇(くちびる)。 ⇔ 下唇(したくちびる・かしん)。
「脣」は、「唇」と同じ。
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