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前輪が木の根にとられてずるりと滑った。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:73% 作品を確認(amazon)
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自転車
ころぶ・転倒する
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前後の文章を含んだ引用
......な気が、三葉はする。 目の前には、三年前の、まだ中学生だった俺が立っている。 * * * 自転車では、もうこれ以上は登れない。 そう考えたとたん、前輪が木の根にとられてずるりと滑った。 俺は反射的に近くの幹を摑む。体から離れた自転車が斜面を落下し、三メートルほど下の地面にぶつかって派手な音を立てる。ホイールがぐにゃりと曲がっている。ごめん、テ......
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自転車の表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
妻が使っていた自転車で、乗るとサドルが低かったが、調整するのもじれったく、立ったままペダルを漕げばいい、と走り出した。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
(主人を運んだ運転手付きの)メルセデスはききわけの良い巨大な魚のように、音もなく夜の闇に消えていった
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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ころぶ・転倒するの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
肩を引きもどされる弾みに尻餅をつく。スカートが腿までずり上がり、片方の靴が脱げて転がる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
体を逸らすが景色が転がった。眩しいライトが視界を上から下にぐるっと回ったと思った時には、尻に衝撃があった。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
私は仰向け様に引っくりかえった。ちょっと息が止る位背中を打った。
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
女の児がコロリとちょうど 張子 の人形でも 倒すように軽く 転がった。
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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「乗り物」カテゴリからランダム5
田畑の上を、電信柱や人や森が、スイ、スイ、来ては飛び去る。
宮本百合子 / 伸子
飛行機が一瞬、水中から波の上浮かび上がった泳ぎてのように、ほっと一いきつくように白い腹を見せる
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
ペンキの剥 げた帆船が、へさきの牛の鼻穴のようなところから、錨 の鎖を下していた
小林多喜二 / 蟹工船
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
恐らくは貨物船か駆逐艦の下級船員のベッドの上に乗ったまま太平洋を渡り、そして時の遥か彼方から僕の机の上にやってきたわけだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
(電話の内容に立て続けに驚く)「どうして?」と僕はまたびっくりして言った。世界中の女が僕をびっくりさせるために電話をかけてきているみたいだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
恋愛と同じで、相手があることなので相互に補いあってある特殊な模様を 創り出す
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
自分と同じ泥水のなかにひきとめておくために(邪魔をする)
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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