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海千山千の骨董屋が特異なものを掘り出したい一心で時たま真赤な偽物に飛びつくことがある。泳ぎの巧者が水に溺れる譬えの通りです。
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 作品を確認(amazon)
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骨董・年代もの
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単語の意味
溺れる(おぼれる)
海千山千(うみせんやません)
溺れる・・・1.水の中で泳げなくて、苦しくてもがく。
2.心を奪われる。ひどく夢中になる。「ギャンブルに溺れる」
2.心を奪われる。ひどく夢中になる。「ギャンブルに溺れる」
海千山千・・・長く生きて様々な経験をして、世間の裏も表も知り尽くして、悪賢いこと。また、その人。
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骨董・年代ものの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
骨董は女と同じだ。《…略…》変なものを掴むようでなくっちゃ、自分の鑑賞眼の発展はあり得ない。骨董にも女にも相場があるようで相場がないものだ。《…略…》惚れるから相場があり、自分の発展がある。
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 amazon
(骨董品店の)ショーウィンドウの中には 翡翠 色 の水差しがたったひとつ陳列してあった。淡い色彩の、いまにもぽきっと折れてしまいそうな長い長い 鶴首 から、ふっくら膨らんだ丸い胴への曲線が美しかった。
ベンチはどれも黒光りのする年代物だ。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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黒板の上にはきのう掃除のときぞうきんでふいた跡がかわいてぼんやり白い縞 になっていました。
宮沢賢治 / 風の又三郎
百貨店の大きくひらかれた一階の、高級な、手入れの行き届いた光のなかの一点の曇りもない大きな鏡のなかで自分の顔を映せば、色々な感情は奥へ奥へとひきのばされて女自身にもつかみどころのないものに変化して、それをまんべんなく見つめて、そこからしか見えないものを、隅々まで管理しつづける
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
薄っぺらな藁 ぶとん
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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