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彼達は、私とあまり大差のないみすぼらしい姿である。上の網棚には、木綿の縞の風呂敷でくるんだ古ぼけた三味線と、煤 けたバスケットが一つ、彼達の晒された生活を物語っていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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服装や身なりが汚い
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前後の文章を含んだ引用
......馬鹿らしい事ばかりを書きつぶして溺 れている私です。 汽車が高崎に着くと、私の周囲の空席に、旅まわりの芸人風な男女が四人で席を取った。私はボンヤリ彼等を見ていた。彼達は、私とあまり大差のないみすぼらしい姿である。上の網棚には、木綿の縞の風呂敷でくるんだ古ぼけた三味線と、煤 けたバスケットが一つ、彼達の晒された生活を物語っていた。 「姐御 はこっちに腰掛けたら……」 同勢四人の中の、たった一人の女である姐御と呼ばれた彼女は、つぶしたような丸髷 に疲れた浴衣である。もう三十二三にはなっているのだ......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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服装や身なりが汚いの表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
なかなかのしゃれ者で、寸分のすきもない身なりをしていた男が、どこかに貧窮をにおわすようになっていた。カラーにはうっすり汗じみができて、ズボンの膝 には焼けこげの小さな孔 が明いたりしていた。
有島武郎 / 或る女
昔昔、毒草と云う映画を見たけれど、あれに出て来るせむし男にそっくりだ
林芙美子 / 新版 放浪記
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(半ズボン)久しぶりに出した膝小僧
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
重さに負けそうになっていたカバンのストラップをもう一度肩にかけ直す
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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