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ベランダにぶら下がっている風鈴が、うるさいくらいにちりちり揺れた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
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風鈴
庭・縁側・ベランダ
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......と、どくだみ茶だった。「おいしい?」「まずい。」「バイト先でもらってさ。2杯目はコーヒー淹れるわね。」 萃は笑った。 そしてキッチンテーブルでエクレアを食べた。ベランダにぶら下がっている風鈴が、うるさいくらいにちりちり揺れた。 居心地が悪かった。彼女のアンバランスな存在感は、人を落ち着かなくさせる。そしてそこが美点で、別れると何か言い残した気がして、また会いたくなる。「見せたいものっ......
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薄い硝子 の玉に、銀のメッキをした(風鈴)
林芙美子 / 新版 放浪記
風鈴が折々思い出したようにかすかに鳴る
森 鴎外 / 阿部一族 amazon
風鈴が眠たげな微風に誘われるように時々小さな乾いた音を立て、開け放った窓から聞こえてくるヴィヴィルディの音楽と奇妙に心地よく混じり合っていた
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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庭木や花が青い空気の中でさわさわ揺れて、パノラマのように平たい色彩で広がって見える
よしもと ばなな / ムーンライト・シャドウ amazon
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シャッターを下ろしたジェイズ・バーの中には何年ものあいだ彼が求めつづけてきたきらめきのかけらもなかった。全てが色あせ、そして全てが疲れ切ってしまっているようだった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
(夕方の縁側)日の光はずいぶん弱くなり、木々の影が長く我々の足もとにまでのびていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
芝生を敷きつめた立派な庭
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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初夏の陽射しが眩しい六月最初の月曜日
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
晩春から初夏へ移り変わる山里の、新緑の美しさ
池波 正太郎 / 剣客商売 amazon
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