見えない天の川の水もそのときはゆらゆらと青い焔 のように波 をあげるのでした。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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波
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前後の文章を含んだ引用
......ひれをちょうど両手 をさげて不動 の姿勢 をとったようなふうにして水の中から飛 び出して来て、うやうやしく頭を下にして不動 の姿勢 のまままた水の中へくぐって行くのでした。見えない天の川の水もそのときはゆらゆらと青い焔 のように波 をあげるのでした。 「いるかお魚でしょうか」女の子がカムパネルラにはなしかけました。男の子はぐったりつかれたように席 にもたれて睡 っていました。 「いるか、魚じゃありません。くじら......
単語の意味
天の川(あまのがわ)
天の川・・・晴れた夜空に、白くて川のように見える星の群れ。夜、空に帯状に見える無数の恒星の集まり。銀河。
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波の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
どどう どどう と波が村じゅうを包んでいるようでした。沖を見ると、波は暴れて、白馬になって走っていました。
壺井栄 / 母のない子と子のない母と amazon
道を堰かれた波が海坊主の頭みたいに円くもりあがってはさっと砕けてしぶきを飛ばす。
中 勘助 / 銀の匙 amazon
たけり狂う白い波頭が煙のように吹き千切れる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
波がくだけて白泡が一面に生じ、水玉が高く飛び散って風に吹かれて、そのしぶきが顔を打って来ます
武者小路実篤 / 若き日の思い出 amazon
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
青 鈍色の単調な波が相変らず浜を 嚙 んでいた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
岸という限界さえ崩れてしまった水溜りのような古池
永井 荷風 / すみだ川 amazon
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