近頃の豚肉は、鶏肉に次いで、味が紙の如く頼りなくなったと感じる

（煮こごり）溶け出したゼラチンがプリンプリンになって、とろけるほど柔らかくなった豚足を分厚く覆っている

単純な焼き上がりの豚のステーキは、さらりと癖のないうまみと軟らかさ

豚肉をりんごと一緒に煮込むと、とてもあっさりする

豚の胃袋は非常に脂っこいので、熱いうちに食べなければ、口の中がにちゃにちゃになる

鯨の尾の肉の刺身と、内臓を湯がいて、ショウガを添えたものは《…略…》たしかにうまかった。ほとんど臭味がなく、内臓はプリプリした歯ざわりに富み、肉は柔らかでたっぷり脂肪がのっていて、マグロのトロよりうまい、というのは本当であった。

肉はちょっとかたく、適度な抵抗があり、その歯ごたえがこころよかった

こってりとした脂身と柔らかい赤身の配分が絶妙

（牛脂）プリプリムニュムニュして舌の上でトロリととける

生肉はざっくりとした歯触りだけど、舌にはもっちりとした感覚で、色は鮮やかな桜色