(空腹のときに食べたきゅうり)胡瓜 とをかみしめました。青くさい胡瓜の汁は少しだけ力と勇気とを与えてくれました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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空腹・餓え・お腹が鳴る
きゅうり
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......うに道を選び、海に部落がみつかるかを注意していました。曇った空に雨をふくんだ雲が船のようにゆっくり流れ、草原に腰をおろして部落から盗んできた米と段々畠で見つけた胡瓜とをかみしめました。青くさい胡瓜の汁は少しだけ力と勇気とを与えてくれました。風は草原の端から端へながれ、眼をつぶると、その風のなかに何か焦げたような臭いがまじっているのを感じて体を起しました。 焚火のあとでした。誰かが前にここを通り木の......
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