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大学を出てまだ就職する口がなく、国へは奔走中と言ってその日その日をまったく無気力な倦怠で送っている人間
梶井基次郎 / ある崖上の感情 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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怠け者・ずぼらな性格
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前後の文章を含んだ引用
......向けられるべきだろう。彼が今日にも出てゆくと言っても彼女が一言の不平も唱えないことはわかりきったことであった。それでは何故出てゆかないのか。生島はその年の春ある大学を出てまだ就職する口がなく、国へは奔走中と言ってその日その日をまったく無気力な倦怠で送っている人間であった。彼はもう縦のものを横にするにも、魅入られたような意志のなさを感じていた。彼が何々をしようと思うことは脳細胞の意志を刺戟しない部分を通って抜けてゆくのら......
単語の意味
倦怠(けんたい)
倦怠・・・1.同じ物事が長く、もしくは何度も続いて、いやになる。飽きて嫌気が差すこと。
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
2.体や心がだるいこと。「倦怠感」
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怠け者・ずぼらな性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
どんなにお腹がすいても、自分で作るくらいなら食べないほうがましだと豪語している。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
(ハワイでは)なまけものの私は、他人がいないとしっかりすることはなくて、下手すると海を眺めては一日中寝ているような人間なので
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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だらだら暮らすの表現・描写・類語(暮らし・生活のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ベンチに寝転んで、色付きかけた銀杏の葉むらを見上げた。ふと、二十六という年齢に老いを感じた。もうこんな生活をしていてはいけないと、私は不良少年のように考えた。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
真空の時間の中に、わたしはかいこのように閉じこもっている。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
部活やバイトが始まる時間までだらだらと教室に残っているクラスメイトたちは、転がり込んできた膨大な自由時間を、少しずつ、かつ贅沢に舐め溶かしているように見える。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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およろしかったら、是非共自分のところまでいらして頂けませんでしょうかという美佐子の言葉に、彼が心を動かしたり、でもまた面倒なことになりはしないかなどと思ったりしているうちに、いつの間にか承諾したというような形になってしまった。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
生活が、ボール紙細工の家のように崩れる
中村 真一郎 / 夜半楽 amazon
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一筋に熱中しているような真っ正直な性格
石川 達三 / 花のない季節 amazon
無口な、無感情な、石のような性格
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
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