頭が奇麗 に禿 げていて、カンカン帽子を冠っているのが、まるで栓 をはめたように見える。
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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ハゲ
帽子・かぶり物
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前後の文章を含んだ引用
ある午後 「高いとこの眺めは、アアッ(と咳 をして)また格段でごわすな」 片手に洋傘 、片手に扇子と日本手拭を持っている。頭が奇麗 に禿 げていて、カンカン帽子を冠っているのが、まるで栓 をはめたように見える。――そんな老人が朗らかにそう言い捨てたまま峻 の脇を歩いて行った。言っておいてこちらを振り向くでもなく、眼はやはり遠い眺望 へ向けたままで、さもやれやれといったふうに石垣のはなのベンチへ腰をかけた。―― 町を......
単語の意味
禿げ(はげ)
禿げ・・・髪の毛が抜け落ちた状態にあること。また、抜け落ちた部分。山などに木々が生えていないこと。
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ハゲの表現・描写・類語(頭のカテゴリ)の一覧 ランダム5
髪の生え際が額のずっと後ろの方に後退し、わずかに残った髪は、霜の降りた秋の終わりの草地を思わせる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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帽子・かぶり物の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
帽子を被るほど寒さを感じた事はない
夏目漱石 / 吾輩は猫である
彼は今、その大きい頭におよそ 不 釣合いな小さい 水兵帽 を 兜巾 のように 戴いているのだ。 咽 はそのゴム 紐 でしめ上げられていた。
志賀 直哉 / 真鶴「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
厚い 鞣皮 のような感じのする、濃いオリーブ色の中折れ帽子
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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竹骨に張った凧紙のようにしゃんと上衣を肩に張りつけ
岡本 かの子 / 鶴は病みき amazon
黒いボアに頬を埋めて
林芙美子 / 新版 放浪記
岡本かの子 / 東海道五十三次
昔昔、毒草と云う映画を見たけれど、あれに出て来るせむし男にそっくりだ
林芙美子 / 新版 放浪記
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