無事なんだろうかといつも体のどこかをこわばらせて気にしていた
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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心配する・気にかける
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前後の文章を含んだ引用
......、かわります。と言った声と、闇に映るその表情の具合で「ああ、栄子からだ」と直感した。「もしもし?」 と出ると、「最悪ぅ。」 と遠いラインの向こうで栄子が言った。無事なんだろうかといつも体のどこかをこわばらせて気にしていたので、その声の持つ生きた情報に触れてはじめて本当にほっとした。「何が、最悪ぅ、よ。驚いたんだから。」 私は言った。「電話してお母さんに私の知ってることをねほりは......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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気がヘンになりそうなくらい心配して
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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