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築港には鴎 のように白い水兵達が群れていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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一箇所に集まる・固まる・密集
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前後の文章を含んだ引用
......が痺 れてしまっていた。すいとん――うであずき――おこわ――果物――こうした、ごみごみと埃をあびた露店の前を通って行くと、肥料くさい匂いがぷんぷんしていて、芝浦の築港には鴎 のように白い水兵達が群れていた。 「灘の酒船の出るところはどこでしょうか?」と人にきくと、ボートのいっぱい並んでいる小屋のそばの天幕の中に、その事務所があるのがわかった。 「貴女お一人ですか……」......
単語の意味
鴎・鷗(かもめ・かまめ)
鴎・鷗・・・カモメ科。全体的に白く、背と翼部分は灰青色。幼鳥には褐色の小斑がある。冬鳥として海岸や港の海上にあらわれ群棲。嘴(くちばし)の端はかぎ状で翼は長い。飛翔力は強く、魚の群れを追って食べる。カモメ科全般の鳥を指す場合もある。「かまめ」は古名。
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「将軍」のような恰好 をした船長
小林多喜二 / 蟹工船
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マルセイユの古い港、そこはコの字型になっていて、大小さまざまのレストランが軒をつらねている。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
強い潮の香に混って、瀝青 や油の匂いが濃くそのあたりを立て罩 めていた。
梶井基次郎 / 冬の蠅
波止場の桟橋、林立した古風な帆柱
林芙美子 / 新版 放浪記
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都会人に取って人混は運命のような支配力を持っていた。
岡本かの子 / 母子叙情
整理に困るほど人が多すぎる
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
群集は、小学生が使ったケシ護膜(ごむ)の痕のように、まだ、小汚なく、十字路
のあちこちに落ち散っていた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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(詩人)詩は印刷機械のようにいくつでも書ける。只、むやみに書けると云うだけだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
地虫のように、太陽から隔離された歪 んだ工場の中で、コツコツ無限に長い時間と青春と健康を搾取されている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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