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(空腹かつ眠気)手首の内側で 瞼 をこすった。何本かのビールが僕に眠気をもたらそうとしていた。それは淡い泥のように僕の意識にもぐりこみ、空腹とせめぎあっていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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眠たい・眠気
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前後の文章を含んだ引用
......言った。「それはもう、実にはっきりとしていたんだ」「でも今はこうしてちゃんと働いているじゃない?」と妻は言った。 僕は肯いてからビールをひとくちすすった。そして手首の内側で瞼をこすった。何本かのビールが僕に眠気をもたらそうとしていた。それは淡い泥のように僕の意識にもぐりこみ、空腹とせめぎあっていた。「時代が変れば空気も変るし、人の考え方も変る」と僕は言った。「でも、もうそろそろ寝ないか? 二人とも朝は早いんだし」「眠くなんかないし、パン屋襲撃の話を聞きたい......
単語の意味
淡い(あわい)
瞼・目蓋(まぶた)
空腹(くうふく)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
瞼・目蓋・・・目の蓋(ふた)。眼球の表面をおおって、開閉する皮膚のひだ。瞼(まなぶた)。眼瞼(がんけん)。
空腹・・・腹が空(す)くこと。腹がへっていること。空き腹(すきはら)。空きっ腹(すきっぱら)。 ⇔ 満腹(まんぷく)。
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眠気が襲ってくる。波のように次々とやってきた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
睡眠不足で変にゾーゾーする体
宮本百合子 / 伸子
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先ず一休みという心持で、長椅子の上に横たわった。
宮本百合子 / 伸子
風邪をひいてしまい、ジョギングも休んでうつらうつらしてベッドにいた。少し熱っぽい頭の中にベルの音が何度も何度も割り込んできて私はぼんやりと起き上がった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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伏目になり、半分は言訳じみた声音で物を云った。
岡本かの子 / 母子叙情
声の調子さえもおとろえて力のない雨だれの音のような退屈な講義
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
長いハードな一日だった。犬のように眠りたい。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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