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眼を空虚にして、心で何か噛 み躙 っている
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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きょとんとした目つき・虚ろな眼差し
上の空・心ここにあらず
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前後の文章を含んだ引用
......トの鳶色のハンケチにかの女の眼が注がれる。「まあ、なんというお巧者な子だろう。憎らしい。忘れないでハンケチなど詰めて」ふと気がつくと、むす子もいつか絵を見ていた眼を空虚にして、心で何か噛 み躙 っているらしい。 かの女の眼とむす子の眼とが、瞠合 った。二人は悲しもうか笑おうかの境まで眼を瞠合ったまま感情に引きずられて行ったが、つい笑って仕舞った。二人は激しく笑っ......
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視線は焦点を結ぶことなく弱々しく漂っていた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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上の空・心ここにあらずの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(遠くを見る)遠い大陸を見つめる犬のような顔をしながら
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
カーステレオの歌が耳を素通りしてゆく。いつもならカセットを何度も取り替えているはずなのに、一度も取り替えないまま、気がつけば車は相模川を渡ろうとしていた。
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
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「目・瞳」カテゴリからランダム5
ラムネのビー玉みたいなくりっくりの目
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ネコっぽいよね。目尻がきゅっと跳ね上がってる感じが
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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水野さんはどちらかというと控えめな女性で、存在そのものが静かだった。空気清浄機のような人だと思う。植物のようとも言える。 いるだけでまわりは落ち着くし、どこまでもマイペースなのに人のことをちゃんと見て気遣っているから、あれこれ気を遣わなくていい。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
酔いの残っていることで逆にいっそう視力の深まっているような目
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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