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蟹の鋏 のようにかじかんだ手
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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かじかんだ手・凍えた手
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前後の文章を含んだ引用
......他方へ廻転してゆくとき、何か神秘的に、長く、遠く白銀色の光茫 を何海浬 もサッと引いた。 留萌 の沖あたりから、細い、ジュクジュクした雨が降り出してきた。漁夫や雑夫は蟹の鋏 のようにかじかんだ手を時々はすがいに懐 の中につッこんだり、口のあたりを両手で円 るく囲んで、ハアーと息をかけたりして働かなければならなかった。――納豆の糸のような雨がしきりなしに、そ......
単語の意味
蟹(かに)
蟹・・・エビ目(十脚類)カニ亜目(短尾類)の甲殻類の総称。水中や水辺にすむ。5対の足のうち第1対は鋏(はさみ)となっていて、捕食に役立つ。横向きに歩行するのが一般的であるが、前向きに歩く種も少なくない。食用。
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寒さに手を海老 のように赤くへし曲げながら
有島武郎 / 生まれいずる悩み
有島武郎 / 或る女
手がかじかんでいる。まるで僕の手じゃないみたいだ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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働きぬいたため、指が成長を邪魔されたかのように先がちびてしまって、株っちょになる
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
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恋女房の肌みてえに、暖かい
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