馬の背のような切り立った道
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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崖・谷・断崖絶壁
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前後の文章を含んだ引用
......みぞはくねくねと曲りながら林の中を何キロも連なっていた。ある時は深く、ある時は浅くなり、その底にはくるぶしの深さまで枯葉がたまっていた。みぞを辿っていくとやがて馬の背のような切り立った道に出た。道の両脇はなだらかな斜面を持つ枯れた谷だった。枯葉色のむっくりとした鳥がかさかさと音をたてて道を横切り、斜面の繁みの中に消えた。どうだんつつじがまるで燃......
単語の意味
背(せ)
馬(うま)
馬・・・1.ウマ科の哺乳動物の総称。古くから耕作・運搬・常用に使う重要な家畜。体が大きく、首・顔が長く、鬣(たてがみ)がある。草食。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
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棚のように崖が突き出す
日野 啓三 / 夢の島 amazon
梶井基次郎 / 冬の蠅
(崖下の家)湾曲した崖の下にあって今にも小高い丘に吞まれそうな恰好をしている。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
鋭い刃物で断ち割ったような深い峡間
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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遠くの中央アルプスらしい山脈が青空に幽かに爪でつけたような線を引いていた
堀 辰雄 / 美しい村 amazon
ブーンという都会特有の鈍い唸り(地下鉄の列車、ハンバーガーを焼く音、高架道路の車の音、自動ドアが開いたり閉まったりする音、そんな無数の音の組み合わせだ)が辺りを被っていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
糸を引くがごとき連峰が夢よりも淡い
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
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