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(顔の)元来の骨格が多角性であって、その骨格通りにふくれ上がるのだから、まるで水気 になやんでいる六角時計のようなものだ。
※備考※ 六角時計のような顔
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
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顔の膨らみ・頬のたるみ
丸顔
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前後の文章を含んだ引用
......ちょうどあの河豚提灯 のようにふくれている。あまりふくれ方が残酷なので眼は両方共紛失している。もっとも河豚のふくれるのは万遍なく真丸 にふくれるのだが、お三とくると、元来の骨格が多角性であって、その骨格通りにふくれ上がるのだから、まるで水気 になやんでいる六角時計のようなものだ。御三が聞いたらさぞ怒 るだろうから、御三はこのくらいにしてまた主人の方に帰るが、かくのごとくあらん限りの空気をもって頬 っぺたをふくらませたる彼は前 申す通り手のひら......
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口を開くたびに、肉の多い頬が動くので、終始にこにこしているよう
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両の頬が老婆の乳房のように垂れさがっている
井伏鱒二 / さざなみ軍記 amazon
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おたふくさまそっくりで、少しも深刻味がない。
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