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疲れ切って夜中の寝床に横わりながらでも闇の中に爛々 と光る眼を閉じることが出来なかった。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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眠れない・眠りが浅い
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前後の文章を含んだ引用
......によって髣髴するよりほかの何物によってもなし得ない。今や復一の研究とその効果の実現はますます彼の必死な生命的事業となって来ていたのである。 それを想うとき、彼は疲れ切って夜中の寝床に横わりながらでも闇の中に爛々 と光る眼を閉じることが出来なかった。 「馬鹿だよ、君。君の研究を論文にでも纏めれば世界的に金魚学者たちの参考になるんだからなあ――」 まだ未練気にそう云ってる不機嫌 の教授に訣れを告げて、復一は中途退......
単語の意味
爛々・爛爛(らんらん)
爛々・爛爛・・・光り輝くさま。相手が恐怖を抱くほど、鋭く光るさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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眠れない・眠りが浅いの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眠れそうで眠れなかった何時間かのせいで、わたしは随分疲れているような気がした。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
頭の中はまるで古新聞を丸めて押し込んだような気がする。眠りは浅く、いつも短かかった。暖房がききすぎた歯医者の待合室のような眠りだった。誰かがドアを開ける度に目が覚める。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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(人力車に乗りながら寝る)男は前の俥で、グッタリと 泥 よけへ 突伏 したまま、死んだようになって 揺られて行った。
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
ハードでタイトな眠りだった。《…略…》固い固い鉄球の中で僕は体をくるりと丸めてリスのように深く眠っている。ビルを壊す時に使うような鉄球。中がくりぬいてある。その中で僕は眠っている。ハードでタイトでシンプルで・・・・・
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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