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声が出ない(出にくい)・うまく話せないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(声を絞り出す)栄養失調四度の患者が枯竹のような全身の最後の力をしぼり出した声で
北川正夫 / 苦力に変して―ソ満抑留記 amazon
口が感電したように痺れ、先の言葉が続けられない
連城 三紀彦 / 恋文 amazon
伊吹が喉の中の石を溶かしてくれたみたいだった。私は喉を詰まらせずに、すらすらと喋れるようになっていた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
「更年期障害?」久遠は反射的に言った。 「冗談でしょ」雪子が怒った顔を見せてきたので、怯んだ。何かいけないことを言ったのかな、と口を閉じる。コウネンキショウガイにはもしかしたら、自分には分からない、侮蔑的な意味合いが隠されているのかもしれない、と反省をする。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
口調に熱が籠もり、 頰 が紅潮してきた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
「緊張」カテゴリからランダム5
夜明けの寒気が彼の全身を感覚のない石のようにかたまらせていた。
坂口 安吾 / 白痴 amazon
冷や汗が体温と太陽でぬるまって生暖かく身体の表面を流れ落ちてまた走った。汗ばんだ額に張り付く一筋の前髪、土がなかに入って黒ずんだ爪、かさぶただらけの膝小僧、細かな砂のついたまつ毛、すべてが汗の膜につつまれてぐんなりと心地良い。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
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