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廊下はきょうも不相変 牢獄 のように憂鬱だった。
芥川竜之介 / 歯車 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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憂鬱・気分が晴れない
廊下・通路
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前後の文章を含んだ引用
......けて中を探しまわった。が、白いタッブのかげにも鼠らしいものは見えなかった。僕は急に無気味になり、慌 ててスリッパアを靴に換えると、人気 のない廊下を歩いて行った。 廊下はきょうも不相変 牢獄 のように憂鬱だった。僕は頭を垂れたまま、階段を上 ったり下りたりしているうちにいつかコック部屋へはいっていた。コック部屋は存外明るかった。が、片側に並んだ竈 は幾つも炎を動かしていた。......
単語の意味
憂鬱(ゆううつ)
不相変(あいかわらず)
憂鬱・・・気分が落ち込んだ状態。重苦しい気分。メランコリー。
不相変・・・「あいかわらず」と読む。芥川龍之介が好んで使った読み方。
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