泣きべそをかく
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悲しくて泣く
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単語の意味
泣きべそ(なきべそ)
泣きべそをかく(なきべそをかく)
泣きべそ・・・泣きそうな顔。
泣きべそをかく・・・泣きそうな顔になること。
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悲しくて泣くの表現・描写・類語 (悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
気がふれはしないかと思うほど、口説 いて泣く。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
涙は止まらなかった。自分でもなぜ泣いているのかわからないようだった。どうすることもできず、頭を垂れてただ泣いていた。神沢の中で何かが繫がり、何かが溶け出していた。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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喚き声は蜘蛛の網のように十和子のまわりに張りめぐらされている。声の網を伝って、陣治という蜘蛛の粗野な卑怯さが這い進んでくる。十和子を粘液のなかに搦め捕ろうとする。搦め捕った十和子の身体を、十和子に気付かせないように端の方からちまちまとしゃぶって喰らおうとする。 声はいっそう芝居がかってくる。奇怪な痴態をこれでもかと見せ付けてくる。十和子のドアを叩いて窮状を訴えることもせず、かと言って、呻きを押し殺してひとり耐えるのでもない。その中間のどこかに罠をはって、十和子をおびきだそうとしている。陣治、どないしたん、と十和子の方から出ていくのを、下卑た期待の表情を浮かべてひそかに待ち構えているのだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
膝の上に、ぽたぽたと涙の滴が垂れていたが、俯いたままのその顔は、ただ紅潮した頬が覗くだけだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
自分の両目が溶けだすように熱くなるのを感じた。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
深呼吸して何度も自分に言いきかせて涙をこらえた。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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