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その沈黙に緊張して心臓がどきどきするのがわかった。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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気まずい 黙る・沈黙
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前後の文章を含んだ引用
......知ってる。」「結婚しようよ。引っ越して2人で住もう。」 私は前から思っていたことを衝動的に言った。 とかげは私の胸に顔を押しつけたまま、じいっと黙ってしまった。その沈黙に緊張して心臓がどきどきするのがわかった。違う皮膚に違う内臓を包んで、夜寝るとき違う夢を見る遠い遠い他人を意識した。「ひ」 とかげは小さな声でしかしはっきりとそう言った。そして言うのをやめた。また沈黙し......
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石のように無言のまま
池谷 信三郎 / 橋 amazon
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こうして離れていてふと、私の知っている彼のいいところを思うと、あまりのすばらしさに胸が苦しくなる。その文章の才、礼儀正しさ、行動の大胆さ、おおらかさ、手の形、声の響き……等。  そして悪いところやずるいところを考えると、あまりの憎しみに息が苦しくなる。私を旅に誘ったりする弱さ、妹の死に対するある種の冷酷さ、ろくに日本に帰らないくせに、来るとなると会いたがるずるさ……等。  ほかの人にはこんなに感じないひとつひとつの感覚が活性化される。その振幅がそのままその人を思うのベクトルの大きさだ。人間は苦しい。不完全なひとりが、不完全なひとりを思い丸ごとを受け入れようと苦しむ様は、なぜかそれぞれ胸のうちの 嵐 とは別のところで、ときどき妙に生き生きとしたあるひとつの像を結ぶ。  人間がかろうじて日々を生きているわけみたいなもの。  いちめんに咲いた桜並木みたいに大盤振る舞いの美しくやさしいエネルギー。  たださらさらと花びらが散り、陽がさして風が吹き、はるか続く木々がいっせいに揺れて舞い狂うピンクとすきまの青空の甘い色に圧倒されて立ちつくす。知っている。一度しかなく、一瞬で終わる。でも自分がその一部に永遠に溶け込んでいる。ワンダフル、ブラボー! そういう瞬間を、人は苦しんでも求める。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ恋愛・恋する・恋心愛憎
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時候の挨拶と同じくらい聞いた。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
棒のようにつっぱった足
林芙美子 / 新版 放浪記
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いつもの白い歯で叫んだ
林芙美子 / 新版 放浪記
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