(霧は)琥珀色の光沢となり、冬の午後の小さな太陽がその奥に融けるように輝いていた。
阿部 知二 / 冬の宿 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
太陽
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単語の意味
琥珀色(こはくいろ)
琥珀(こはく)
琥珀色・・・琥珀(宝石の一種)のような色。黄色みを帯びた茶色。ウイスキーの色合いの表現に使われるなど透明感のある黄褐色のイメージも。
琥珀・・・アンバーの和名。木の樹脂が地中に埋没して、長い年月をかけて固まったできた宝石。色は茶色に黄色が混ざった半透明や透明。硬度2.5(ダイヤは10)。
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
うすいこの頃の牛乳みたいな、朝もや
サトウ ハチロー / 青春風物詩「青春風物詩―ハチロー半生記 (1952年) (ユーモア小説全集〈第3〉)」に収録 amazon
薄い霧だか 烟 だか港一杯に拡がって
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
濃霧は松明の光りをその中にぼかしながら
横光利一 / 日輪
太陽は、少し西のほうに寄ってかかり、幾片かの蝋 のような霧が、逃げおくれてしかたなしに光りました。
宮沢賢治 / 風の又三郎
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太陽の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
太陽が、まるで焼いた銅のような怪しい赤黒色に鈍って見える。
相馬 泰三 / 六月 amazon
太陽は中空にありながら、まるで夕陽のようにオレンジ色の巨大な塊りと化して
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
青々とした空があり、赤い太陽が花のように照り
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
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「雨・霧」カテゴリからランダム5
雨滴の数は少しずつ多くなり、やがて、草原いっぱいにハープの糸のような雨の幕がひろがってゆきました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
タタタタタとごく軽いタッチで洋太鼓(ドラム)をたたくような水滴の音が絶えずひびいていた
森田 たま / もめん随筆 amazon
夜の霧に蝕まれはじめた葉の色。
宮本百合子 / 伸子
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綿飴を引き伸ばして、引き伸ばして、力いっぱい薄くしたような雲
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
染め付けられたような空から深い輝きが大地の上に落ちた。
夏目 漱石 / 道草 amazon
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