焼夷弾と爆弾では凄みにおいて青大将と蝮(まむし)ぐらいの相違があり
坂口 安吾 / 白痴 作品を確認(amazon)
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単語の意味
焼夷弾(しょういだん)
蝮(まむし・はみ・たじひ)
焼夷弾・・・高熱を出して燃える薬剤(焼夷剤)が詰め込まれた爆弾。空から落として、敵の陣地や建物を焼き払う。
蝮・・・クサリヘビ科の毒ヘビ。体は短小で、頭は三角形またはスプーン形。輪形で黒色の斑紋が多い。攻撃性が強くて毒は強力。強壮剤などになる。「はみ」「たじひ」は古名。
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B29が八十機揃ってきて、一どきに天地をひっくりかえすような空襲
檀 一雄 / リツ子・その愛 amazon
カラシニコフの銃弾が飛び交う世界
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
この数日の戦闘に彼らは蠅のように容易に、蠅のようにきりなく殺されていった。
石原 慎太郎 / 行為と死 amazon
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帝都の空を蹂躙するB29
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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焼夷弾が落ちてくるときには、ざあざあという音がします
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
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鋸(のこぎり)がざっくんざっくんと眠いような音を立てる
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
銃は、先につけられた器具のせいでかなり長く、見えない串で突き刺されたかのような感覚があった。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
私は 射った。弾は女の胸にあたったらしい。空色の 薄紗 の着物に 血斑 が急に 拡がり、女は胸に右手をあて、奇妙な回転をして、前に倒れた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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