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(聞き分ける)比丘尼 が木魚の音を聞き分けるごとく
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
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耳を澄ます・聞き耳を立てる
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前後の文章を含んだ引用
......まぐろの刺身を食う時のごとく禿頭 をぴちゃぴちゃ叩 く。もっとも吾輩は椽 の下にいるから実際叩いたか叩かないか見えようはずがないが、この禿頭の音は近来大分 聞馴れている。比丘尼 が木魚の音を聞き分けるごとく、椽の下からでも音さえたしかであればすぐ禿頭だなと出所 を鑑定する事が出来る。「そこでちょっと君を煩 わしたいと思ってな……」 「私に出来ます事なら何でも御遠慮なく......
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耳を澄ます・聞き耳を立てるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
けもののようにきき耳をたてて
野間 宏 / 真空地帯 amazon
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路上を帰って行く足音を、武内は何かゼンマイのほどけつつある音として聞きいっていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
押しつけられるような重たい音の落下
辻 仁成 / グラスウールの城 amazon
銃声よりも先にガラスが砕けた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
湯の中の屁のようなざわめき
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
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