どっちを向いても山ばかり
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:51% 作品を確認(青空文庫)
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田舎(いなか)
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前後の文章を含んだ引用
......、まだ馬車に乗っていた事を記憶 えています。そうして夕方、真暗 になってから或町の宿屋へ着きました。それから母は僕を背負って、毎日毎日方々の家 を訪ねていたようですが、どっちを向いても山ばかりだったので、毎日毎日帰ろう帰ろうと言って泣いては叱られていたようです。それから又、馬車と汽車に乗って東京へ帰りましてから、山の中で馬車屋が吹いていたのと、おんな......
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田舎(いなか)の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
田舎 駅についてドアが開くと、空気の匂いが変わったことがわかった。もの音の響き方も心なしか違ってきたようだった。沿線に畑が目立つようになり、農家風の建物が増えていった。乗用車よりは軽トラックの数が多くなっていった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
都会から田舎に来ようが、都会と田舎、どちらの育ちであっても、自分の生まれ育った場所の文化ばかり信仰して、新しく触れるものに拒否反応をしめすのは、感性のにぶっている田舎者だと思う。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
国道沿いの明かりがぎりぎり届くところにアパートは位置していて
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
人類の活動の中心からは見のがされるほど隔たった地球の北端の一つの地角
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
街の賑わいが海の音のようにほの暗い店の中に染み入る
原田 康子 / 挽歌 amazon
赤い火の色が麓の方へ降りて行って、山の姿の半分位までが、明るく光り出した時分には、要の頂上は、瑪瑙(めのう)を磨き立てた様な色になっていた。
内田 百けん / 東京日記「東京日記 他六篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
高架下を、 轟音 を反響させながらダンプカーが走り去ってゆく。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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