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(猫掴み)襟髪 を攫 んで宙へ釣るす。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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猫
ぶら下がる・つるし上げる
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前後の文章を含んだ引用
......待掛りを命ぜられて無愛想 な顔もしていられないから、ニャーニャーと愛嬌 を振り蒔 いて膝 の上へ這 い上 って見た。すると迷亭は「イヨー大分 肥 ったな、どれ」と無作法 にも吾輩の襟髪 を攫 んで宙へ釣るす。「あと足をこうぶら下げては、鼠 は取れそうもない、……どうです奥さんこの猫は鼠を捕りますかね」と吾輩ばかりでは不足だと見えて、隣りの室 の妻君に話しかける。「鼠どこ......
単語の意味
襟髪・領髪・襟上・領上・衿髪・衿上(えりがみ)
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人間にするとさしずめ巴里の御婦人ぐらいには見えぬこともない。
小沼 丹 / 黒と白の猫 amazon
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おしめのようにブラ下り
小林多喜二 / 蟹工船
何かをあきらめたようにだらんと力無い。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
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(ロバ)ちょうど錆びついて滑りの悪くなった釣瓶を汲み上げるような(声)
火野 葦平 / 麦と兵隊「土と兵隊・麦と兵隊 (新潮文庫)」に収録 amazon
ずぶ濡れになった猫が、身体を振って水飛沫を飛ばしている
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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迎えの車は予告どおり四時にやってきた。鳩時計みたいに正確だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
夜風の吹き渡る往来は多少胃の痛みの薄らいだ僕の神経を丈夫にした。
芥川竜之介 / 歯車
その文体はときどき、異なった趣味と 疾病 を有する何人かの頑固な婦人たちが一堂に会して、ろくすっぽ口もきかずに作りあげたパッチワークみたいに見えることもあった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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