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一月の太陽は、こんなところにも、霧のような美しい光芒こうぼうを散らしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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日差し・太陽光
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前後の文章を含んだ引用
......…。丘の上は一面の蜜柑みかん山、実のなったレモンの木が、何か少女時代の風景のようでとてもうれしかった。  牛二匹。腐れたわら屋根。レモンの丘。チャボが花のように群れた庭。一月の太陽は、こんなところにも、霧のような美しい光芒こうぼうを散らしていた。畳をあげた表の部屋には、あのひとの羽織がかけてあった。こんな長閑のどかな住居にいる人達が、どうして私の事を、馬の骨だの牛の骨だのなんかと言うのだろうか、沈黙だまって砂埃すなぼこりの......
単語の意味
光芒(こうぼう)
光芒・・・細長い線のように見える光。一筋の光。「芒」は、物の細くとがった先端を意味する字。
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