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漁夫たちが膝頭 まで水に浸って、わめき始める。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:32% 作品を確認(青空文庫)
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人が倒れる・倒れ込む
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前後の文章を含んだ引用
......していた所を歩み離れてめいめいの持ち場につく。お内儀さんたちは右に左に夫 や兄や情人やを介抱して駆け歩く。今まで陶酔したようにたわいもなく波に揺られていた船の艫 には漁夫たちが膝頭 まで水に浸って、わめき始める。ののしり騒ぐ声がひとしきり聞こえたと思うと、船はよんどころなさそうに、右に左に揺らぎながら、船首を高くもたげて波頭を切り開き切り開き、狂いあばれる波打ちぎわから......
単語の意味
膝頭(ひざがしら・ひざかぶ)
膝頭・・・膝の関節の前の部分。膝節(ひざぶし)。膝小僧(ひざこぞう)。膝株(ひざかぶ)。膝口(ひざぐち)。
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身体が、空気が抜けたゴム人形のように膝から崩れ落ちる
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
布の落ちるように音もなくまたも畳にくず折れる
石川淳 / 普賢 amazon
身体が突然後へ反って、仰向けにどうと倒れたなり動かなくなった。あたかもはりきっていた旋条(ぜんまい)がピーンとはじきかえったような工合(ぐあい)である。
中山 義秀 / 碑「厚物咲・碑―他六篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
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竜夫はひやかすように 肘 で関根の 脇腹 を突いた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
夢野久作 / あやかしの鼓
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