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葉を取られた桃のような裸体
横光利一 / 日輪 ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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裸体・ヌード
服を脱ぐ・裸になる
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前後の文章を含んだ引用
......奴隷の胸には我の矢が刺さっている。」 卑弥呼は反絵の片眼の方へ背を向けた。そうして、腰を縛 った古い衣の紐 を取り、その脇に廻った結び目を解きほどくと、彼女の衣は、葉を取られた桃のような裸体を浮かべて、彼女の滑 かな肩から毛皮の上へ辷 り落 ちた。 反耶の大きく開かれた二つの眼には、童男の捧げた衣の方へ、静かに動く円い彼女の腰の曲線が、霧を透 した朝日の光......
単語の意味
裸体(らしん)
裸体・・・服を着ていない、裸(はだか)のからだ。裸身(らしん)。
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裸体・ヌードの表現・描写・類語(体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
すみれの裸体は、浜辺の圧倒的な日差しの下で目にしているときとはまったく違ったものに見えた。居心地悪く残された子供っぽい部分と、時の流れが盲目的にこじ開けた一連のま新しい成熟とが渦のように混じりあい、生命の 疼きをそこに描き出していた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
躯は、パンのように柔かくて、皮膚が明るく艶々していた。
林 芙美子 / 女性神髄「林芙美子全集〈第6巻〉女性神髄・女の日記 (1952年)」に収録 amazon
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服を脱ぐ・裸になるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
真由が、脱いだ上着をマネージャーに預けた。皮をむかれた蜜柑のように、ごろんと、その体が露わになる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
靴下を脱いだ。ひさしぶりに空気にふれた足先から、す、と現実に参加していく。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
ずるずると派手な音をたててコーヒーをすすった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
両手でうけとめると、それを胸のところにもって行って女をだくかのように大事にだきとる
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
薄い頬の肉が、頬張ったフライのかたちそのままに膨らんで、引っぱられた唇の隙間からヤニに汚れた歯がのぞいている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
「太っている」の定義を越えるような、巨体だった。全体が特大のマシュマロのように、まるで地面に盛られた泥山のような身体をしている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
丈が低く、横にでぶでぶ太って、豚の体に人の首がついているようだ。
岩野 泡鳴 / 耽溺 amazon
鴨居よりも高い頭
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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