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泥水の中でなければ落ちついて棲むことのできないある種の魚たちのように、そのころの私にとっては、霧島家の空気がいちばん親しく皮膚を包んでくれるような心がした。
阿部 知二 / 冬の宿 作品を確認(amazon)
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居心地がいい・過ごしやすい雰囲気
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居心地がいい・過ごしやすい雰囲気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
何でもない夜中の会話のすばらしさは、それにぴったりと寄り添っている空間の匂いだ。人と同じ部屋にいて、でもじぶん一人でいるよりも自由で、心強い。言葉以外の多くに何もかもが香り立つようにふくよかだ。沈黙と 赦しのドームで、その新鮮な空気の中にただ包まれているようだ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
空間が肌になじんで、居心地がいい。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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その場の空気が、一瞬刃物のように光る
村松 友視 / 由比正雪 amazon
金魚が水面で口をパクパクさせている状態だろう。酸素が足らないのだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
(侵入者の気配に気づく)二人が音も立てずに靴を脱いだ時、急に濃度の上がった空気に息苦しさを感じて目を覚ましたのだ。彼は、甘く重苦しい空気が垂れ幕のように胸に覆い被さるのに我慢できずに、水を飲もうと起き上がった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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