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(着物に残る匂いで昔の恋人を思い出す)着物や帯や半衿のあらゆる汚れから来る体臭のモンタージュ
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:59% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......に自分の匂いをかぎました。この着物で、むかし、私はあのひとに抱かれたのです。あの思い! この思い! 蒼 ざめて血の上って来る孤独の女よ、むねを抱いた両手の中には、着物や帯や半衿のあらゆる汚れから来る体臭のモンタージュなり。 私はこのすばらしいエクスタシイを前にして、誰に最後の嘲笑 さるべき手紙を書こうかと思った。Aにか、Bにか、Cにか……。シャックリの出る私の人生観を一寸匂わ......
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嗅ぐ・におってみるの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
その匂いをすいこんでいると自分が空気中に口をだしてぱくぱくやっている金魚のような気がした。
野間 宏 / 真空地帯 amazon
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思い起こす・記憶をたどるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
古い記憶を呼び戻そうとでもするかのように小さく頭を振った。そして何から話そうかというように天井を見つめた。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
記憶の蔵からなつかしいものにハタキをかけて取り出してくるときの顔
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
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「におい・香り」カテゴリからランダム5
「呼吸」カテゴリからランダム5
軽い、感傷的な歎息
夢野久作 / ドグラ・マグラ
百メートルを全力疾走した後のように息が上がっている
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
ミュウは世界の果てを吹く風のような深いため息をついた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「記憶」カテゴリからランダム5
彼女の最後の科白(せりふ)が頭の中でこだまみたいにわんわんと鳴りひびいている
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
虹色の光の糸を集め、記憶の薄絹を織る
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
「金が手を焼くように思いはしませんか」との古藤のいった言葉が妙に耳に残った。
有島武郎 / 或る女
信じていていいと言ったあのひとの言葉が胸に来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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