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(横になり青空を見ていると)となりの子供が練習しているへたくそなバイオリンが泣かせた。心の中に映し出された青空いっぱいに、まるでしみこむようにその音色が流れてゆくのだ。へたならへたなほど、不器用なら不器用なほど、目を閉じても見える鮮やかな青に合うのだった。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......の約束。 でもとにかくその日は、ずっとベッドに寝ころんで秋空の透明を見ていた。ほんとうにどこまでも透明で、どうしてだか、何だか裏切られているような感じがした。 となりの子供が練習しているへたくそなバイオリンが泣かせた。心の中に映し出された青空いっぱいに、まるでしみこむようにその音色が流れてゆくのだ。へたならへたなほど、不器用なら不器用なほど、目を閉じても見える鮮やかな青に合うのだった。 目を閉じて聴いていたら、その青空の映像に重なってよく知っているある女性のまつげのことも思いだした。そのひとは、言葉につまると「つまり……」とか「ええと」とか言......
単語の意味
青空(あおぞら)
青空・・・1.青く晴れた空。雲のない青い空。青く澄んで見える空。碧空。蒼天。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
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吉川英治 / 八寒道中
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その手早く、形よい出来上りに、まるで手品みたいだと感心した。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
背すじが 毅然と伸びていて「意志」が立っているようだった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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(静けさとは)あるべきものがあるべき場所に納まり、一切手を加えたり、削ったりする余地などなく、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
赤城おろしが吹き渡って、寺の裏の森が潮のように鳴る
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
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