鼻の穴へ親指と人さし指を入れて鼻毛をぐっと抜く。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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鼻毛
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前後の文章を含んだ引用
......。「あなたちょっと」と呼ぶ。「なんだ」と主人は水中で銅鑼 を叩 くような声を出す。返事が気に入らないと見えて妻君はまた「あなたちょっと」と出直す。「なんだよ」と今度は鼻の穴へ親指と人さし指を入れて鼻毛をぐっと抜く。「今月はちっと足りませんが……」「足りんはずはない、医者へも薬礼はすましたし、本屋へも先月払ったじゃないか。今月は余らなければならん」とすまして抜き取った鼻毛を......
単語の意味
親指・拇・擘(おやゆび)
親指・拇・擘・・・1.手足の五本の指のひとつ。五本の端にあって、もっとも太い指。拇指。手の場合は手の平は地面に向けたときに、足の場合は直立したときに、一番内側に位置する。大指(おおゆび)。第一指。母指・拇指(ぼし)。巨擘(きょはく・きょへき)。擘指(はくし・へきし)。お父さん指。
2.一家の主人や亭主、親方などのこと。
2.一家の主人や亭主、親方などのこと。
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抜き取った鼻毛を天下の奇観のごとく眺 めている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
鼻の穴へ親指と人さし指を入れて鼻毛をぐっと抜く。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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