重厚な感じのべっこう色の肉とトロリとした琥珀色の汗、唾液を誘出させるその匂いがたまらない、肉の缶詰。
井伏鱒二 / 黒い雨 作品を確認(amazon)
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肉全般
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単語の意味
鼈甲色(べっこういろ)
琥珀色(こはくいろ)
琥珀(こはく)
誘出(ゆうしゅつ)
堪らない(たまらない)
鼈甲色・・・タイマイ(海ガメ)の甲を加工して作った装飾品、べっこうの色。少し黒味を帯びた黄色や透明な黄褐色。
琥珀色・・・琥珀(宝石の一種)のような色。黄色みを帯びた茶色。ウイスキーの色合いの表現に使われるなど透明感のある黄褐色のイメージも。
琥珀・・・アンバーの和名。木の樹脂が地中に埋没して、長い年月をかけて固まったできた宝石。色は茶色に黄色が混ざった半透明や透明。硬度2.5(ダイヤは10)。
誘出・・・誘い出すこと。働きかけて、外へ連れ出すこと。
堪らない・・・気持ちを抑えられない。気持ちを抑えられないくらい、素晴らしく素敵。なんともいえないほど素晴らしい。「仕事のあとのビールは堪らない」
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(伊賀牛)赤い肉の色に、うすく靄がかかっている。 鮮烈な松阪牛の赤い色とはちがう。 松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、こちらの伊賀牛はこってりとあぶらが乗った年増女である。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
火にかけられた鉄板の上に血の滴るような内臓(モツ)をのせ、二本の鋭利なフライ返しで細かく刻んでいく
沢木耕太郎 / 深夜特急 大二便 ペルシャの風 amazon
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2センチ角ぐらいにコロッと切った、山かけのまぐろさながらの牛肉
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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