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枯木のごとく、死灰のごとく、犬のごとく、てんとう虫のごとく暮したなら、生は無駄であろう。
林 房雄 / 青年 (1964年) 作品を確認(amazon)
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冴えない、ぱっとしない人生
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単語の意味
死灰(しかい)
犬・狗(いぬ)
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫(てんとうむし)
死灰・・・火の気がなくなった灰。生きている感じのないもの。活気がなくなったもの。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫・・・テントウムシ科の甲虫の総称。背中は半球形でつやがある。赤地に黒の斑点があるものが最も多く普通。無地のものもいる。多くはアブラムシなどを食べる益虫だが、作物を食べる害虫もいる。「天道虫」の字の由来は、太陽に向かって飛んで行くので太陽の別名、天道(お天道さま)から。
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七十年の生活をふり顧ってみると溜桶の蛆虫が桶の壁を攀じ登っては落ち、攀じ登っては落ちして依然として汚物の中から脱け出られなかった姿の厭しさが考えられる。
中山 義秀 / 厚物咲 (1955年) amazon
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自分の一切を賽 にして、投げてみる
岡本かの子 / 渾沌未分
三日も四日も家に引きこもっていたりすると、知らず知らず、日に二、三度も着物を着替えたりすることがある。これも単調な時間のながれに何とかして変化をもたせ、気分を引きたてて小説を書こうとしているからなのであろう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
同じ場面を与えられることは二度とない。その一瞬一瞬に、人の生きざまは決まるのだ。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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