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三円の稿料を送って来る。《…略…》私は世界一のお金持ちになったような気がした。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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貧乏・お金がない
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前後の文章を含んだ引用
......光にさらす。陽にあたると、紙はすぐくるりと弾 ねあがる。 詩は死に通じると云うところでしょうね。ええ御返事がないところはひきょうみれん……。 「少女」と云う雑誌から三円の稿料を送って来る。半年も前に持ちこんだ原稿が十枚、題は豆を送る駅の駅長さん。一枚三十銭も貰えるなんて、私は世界一のお金持ちになったような気がした。――詩集なぞ誰だってみむきもしない。 間代二円入れておく。 おばさんは急に、にこにこしている。手紙が来て判を押すと云う事はお祭のように重大だ。三文判の効用。生き......
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その日の暮しにも困る位、憐 な身分
芥川龍之介 / 杜子春
絶体絶命のどんづまり
林芙美子 / 新版 放浪記
借金のあるうちは手足を縛られているようで
徳田 秋声 / 縮図 amazon
眼鏡を買いたくても、八十銭の日給では、その日に追われて眼鏡を買うどころのさわぎではない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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弱き者よ汝 の名は貧乏なり。
林芙美子 / 新版 放浪記
(お金は)リレー競争のバトンみたいに目まぐるしく渡り歩く
太宰 治 / 貨幣 amazon
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