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僕はしばらくのあいだ頭をからっぽにして、その空白の中に何杯かのウィスキーを注ぎこんだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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頭を空にする・考えない
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前後の文章を含んだ引用
......浮かばなかったので、カウンターに戻って三杯目のウィスキーを注文した。 僕は結局何も考えないことにした。何を考えたところで、どこかにたどりつけるわけではないのだ。僕はしばらくのあいだ頭をからっぽにして、その空白の中に何杯かのウィスキーを注ぎこんだ。そして頭上のスピーカーから流れる音楽に耳を澄ませた。そのうちにたまらなく女を抱きたいような気持になったが、誰を抱けばいいのかがわからなかった。べつに誰でもよかっ......
単語の意味
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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