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肩口からはさみで両袖を切りとったライト・ブルーのアディダスのＴシャツを着ている。そこからつきだした細い両腕はまだ五月だというのによく日焼けしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置：56% 作品を確認（amazon）
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色黒・褐色・日に焼けた肌
服装の印象・評価（和服、洋服問わず）
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前後の文章を含んだ引用
......でいるようだった。 うしろを振りむくと、向いの家の裏庭に十五か十六の女の子が立っているのが見えた。小柄で、髪はまっすぐで短かい。飴色の縁の濃いサングラスをかけ、肩口からはさみで両袖を切りとったライト・ブルーのアディダスのＴシャツを着ている。そこからつきだした細い両腕はまだ五月だというのによく日焼けしていた。彼女は片手をショート・パンツのポケットにつっこみ、もう一方の手を腰までの高さの竹の開き戸の上に置いて不安定に体を支えていた。「暑いわね」と娘が僕に言った。「暑い......
単語の意味
肩口（かたぐち・かたくち）
肩口・・・肩の口（くち［＝先端］）。肩の、腕の付け根の部分。肩の上部。肩先（かたさき）。
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