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そっと鍵盤に触れた。ピアニカとは違う重い鍵盤は下まで沈むと、澄んだ音を響かせた。自分の指先が鳴らすピアノの音は、想像していたよりも、すてきだった。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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ピアノ・鍵盤楽器
演奏する・楽器を鳴らす
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前後の文章を含んだ引用
......れる力があった。「うわあ……」 私が歓声を上げると、「弾いてみる?」 と泉ヶ原さんはピアノのふたを開けてくれた。「何も弾けないんだけど」 私はそう言いながらも、そっと鍵盤に触れた。ピアニカとは違う重い鍵盤は下まで沈むと、澄んだ音を響かせた。自分の指先が鳴らすピアノの音は、想像していたよりも、すてきだった。「ねねね。どういうこと、どういうこと、どういうこと?」 ひととおり家の中を案内され、私のだと用意された部屋に梨花さんと入った私はさっそく聞いた。「ははは。びっく......
単語の意味
指先(ゆびさき)
指先・・・手や足の、指の先端。指の先っぽ。指頭(しとう)。指端(したん)。
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トランクのように大きい風琴
林芙美子 / 新版 放浪記
深い井戸に水滴のしたたるような音階で、食堂のピアノがぽつんぽつんと鳴った。
林 芙美子 / 浮雲 amazon
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テーブルの面にこぼれたパン屑を、指先で寄せ集めてはまた散らすということを、さっきから意識もせず繰り返している。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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