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かの女の顔色は女中に見咎 められる程真青だった。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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顔色が悪い・顔が青ざめる
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前後の文章を含んだ引用
......仄白い野菊の一ぱい咲いている野原の一片が眼に残り、やがて薄荷草 がくんくん匂って里近くなってきた往還で、かの女はタクシーを拾って、東京の山の手の自宅へ帰って来た。かの女の顔色は女中に見咎 められる程真青だった。かの女は自分の部屋へ入って半病人のように机の前に坐 ると「もう逢 わない。もう逢わない」こう独言を云ってから規矩男に簡単な絶交状めいた手紙を書いた。 その夜、かの女......
単語の意味
女中(じょちゅう)
顔色(かおいろ・がんしょく)
女中・・・中で(=住み込みで)働く女性。旅館や料亭、他所の家庭などで住み込みで働く、お手伝いさん。
顔色・・・1.顔の表面の色。血色。
2.気持ちを反映した顔のようす。顔つきにあらわれる感情や気持ち。顔つき。機嫌。
2.気持ちを反映した顔のようす。顔つきにあらわれる感情や気持ち。顔つき。機嫌。
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顔色が悪い・顔が青ざめるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(顔が)蠟のように真白くなっている。初めてみた人間の内臓の生々しい模様に貧血を起したものらしい
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
デスマスクを思わせる生気を失った顔
勝目 梓 / 日蝕の街 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
引力の 絆 もなく、真っ暗な宇宙の空間をひとりぼっちでながされているような気持ち。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
裸の肌に藪蚊(やぶか)が群がってきたみたいに、わっとプレッシャーに襲われる
高橋 三千綱 / 涙 amazon
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撞木(しゅもく)で胸を突かれたように、驚きの色を示した。
獅子 文六 / 胡椒息子 (1953年) amazon
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埴輪のようにシンプルなつくりの次郎の丸い顔
干刈 あがた / ウホッホ探険隊 amazon
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