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ポケットへ手をつっ込んで拍手なんかどうでもいいというようにのそのそみんなの間を歩きまわって
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ ページ位置:88% 作品を確認(青空文庫)
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興味がない・無関心
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前後の文章を含んだ引用
......てめいめい楽器をもって、ぞろぞろホールの舞台 から引きあげて来ました。首尾よく第六交響曲を仕上げたのです。ホールでは拍手 の音がまだ嵐 のように鳴って居 ります。楽長はポケットへ手をつっ込んで拍手なんかどうでもいいというようにのそのそみんなの間を歩きまわっていましたが、じつはどうして嬉 しさでいっぱいなのでした。みんなはたばこをくわえてマッチをすったり楽器をケースへ入れたりしました。 ホールはまだぱちぱち手が鳴って......
単語の意味
拍手(はくしゅ)
拍手・・・両手の平を打ち合わせて、音を出すこと。神を拝んだり、賞賛や賛成の気持ちをあらわす行為。
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昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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