濃い白粉の上に、クッキリと赤い唇紅、黒い眼鏡-まるで、新しいトランプのように、鮮かな顔だ。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 作品を確認(amazon)
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化粧・白粉をした顔
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単語の意味
白粉(おしろい)
白粉・・・化粧品のひとつで、顔につけたり塗ったりする白い粉。また、それを練り合わせたもの。肌を色白に美しく見せる目的で使う。粉白粉・水白粉・練り白粉・紙白粉・固形白粉などがある。「しろい」は、「白い物」を意味する。
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化粧・白粉をした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
白壁のように白粉を塗っていた。
森田草平 / 初恋 amazon
寝不足がなによりも避けるべきもので、眠っていないと肌の調子が悪くなるからではなくて、目のほうに問題が出て、どれだけ丁寧にアイラインをひいても皮膚のきめを飛び出して見えるし、醜い恐竜の爪のような顔に見える
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
お化粧すると、一枚ずつ薄皮がはがれて、きれいなあたしが現れてくるようで嬉しかった。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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「顔」カテゴリからランダム5
口を開くたびに、肉の多い頬が動くので、終始にこにこしているよう
夏目漱石 / 行人 amazon
顔を燃えるくらいに赤くしました。
太宰治 / 人間失格
「化粧」カテゴリからランダム5
ドギついドーラン化粧をおとすと、ゆで卵をむいたような、つるつるの《…略…》眉も何もないその顔
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
波津子は強い化粧のせいか別人のように華やかに見えた。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
水紅を頬へ日の丸のようになすりつける。
林芙美子 / 新版 放浪記
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