あんまり仕切りのない家で、きょうだい五人、ざこ寝をしてた。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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室内の雰囲気
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......達だった。父は漁師でたくましくて、母は田舎の太ったおばさんなんだけど限りなくいいひとで、近所の人気者で、僕たちは五人きょうだいだった。兄と、姉と、僕と、弟二人。あんまり仕切りのない家で、きょうだい五人、ざこ寝をしてた。いつもはしゃいでなかなか寝なくてね、母にしかられて。楽しくて楽しくて、毎日が。そういうこどもだったんだ。 夕ごはんなんてもう大騒ぎで、にぎやかすぎて何が何だかわ......
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リビングと多分寝室と小さなスタジオしかない家なのに、豊かな空間を感じた。 窓の外の植物が家を抱きかかえているようだからだろうか。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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(マンション最上階の屋上につながる扉)ぎいっとドアを開けた。シンナーの匂いや、古くこもった空気の中から、いっぺんに夜の新鮮な大気の中におどりでるような感じだった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
灯かげの隙洩 る戸
吉川英治 / 野槌の百
歪んだガラスから差し入る夕陽が、広間の障子に長身の影を、くっきりと 曳いていた。
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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