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鉛筆をなめながら詩を書く。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......息を吐いてみる 誰もみるものはない 時々激しい勢でいばりをたれ 尻っぺたにむちが来る 坂を登る駄馬 いったいどこまで歩くのだ 無意味に歩く 何も考えようがない。 退屈なので、鉛筆をなめながら詩を書く。女達はあれこれとやりくり話をしている。誰かが私の簪をみて、 「あら、いいのを買ったじゃアないの」 と、云った。私はみんなにみせびらかしているような気がしてきた。 ......
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さらさらと答案用紙の上を滑る鉛筆の音がとてもよく似合うしんとした雪の日
松村栄子 / 至高聖所 amazon
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しゃぼりしゃぼりとさびしい音をたてて尿をする
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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言葉が、秋の野分のように心を吹いて過ぎる
柴田 翔 / されどわれらが日々― amazon
表札に彫られた「にな(蜷)」の漢字は、私の知らない、虫偏の難しい漢字で、なんとなくかたつむりを連想させる字だ。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
口をついて出る言葉言葉がどれもこれも絢爛 な色彩に包まれていた。
有島武郎 / 或る女
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