いい気持の溜息を、鯨のように吹き上げて
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
鯨(くじら)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
鯨・・・1.クジラ目の哺乳類の総称。動物中最大の海獣。潮を吹く。後肢は退化し、前肢は鰭ひれ状、尾は尾鰭おびれ状で魚の形をしているが、魚と違って水平に広がる。種類が多く、歯のあるもの(歯クジラ)と、ないもの(ひげクジラ)とに分けられる。
2.鯨尺(くじらじゃく[=ものさしの一種])の略。
2.鯨尺(くじらじゃく[=ものさしの一種])の略。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
三十パーセントくらいの軽いため息をついて
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
句読点を打つように短いため息をついた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
西嶋の発言は、女性陣の士気を、ずいぶんと下げた。合コンの雰囲気を海だとするならば、鳥井や長谷川さんが苦労して、波を起こし、砂浜近くにまで海面を引き寄せていたのに、西嶋の、「歴史を変えようがとにかく抗生物質をばんばん使えばいいじゃんか」論が、一息に台無しにした。水の枯れた地面を指し、「ここは昔、海だったのです」と懐古するように、僕たちの座卓に対して、「こう見えても、この合コンも昔は盛り上がっていたのです」と懐かしむこともできるくらいだ。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
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湿っぽく熱い彼女の息
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
少しずつちぎって捨てるような苦しい溜息をついた。
林 芙美子 / 下町「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
周囲の人間の溜息が彼ら自身を草木のようにそよがせる
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
ふいごのように息を吸ったり吐いたりする
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
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