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旱魃(かんばつ)時の蝸牛(かたつむり)のようにじっと己を閉じ込めて《…略…》どうなるかわからない明日の運命を待つよりほかはありませんでした。
村上知行 / 殉情の人
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賭ける・運任せ
引きこもり生活・閉じこもり生活
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単語の意味
蝸牛(かたつむり)
蝸牛・・・陸にすむ巻貝の通称。渦巻き状の貝殻をもち、木の葉などの上を這う軟体動物。体はナメクジに似て、2対4本の触覚を持ち、長いほうの1対の先端に目がある。一般に移動能力が小さく、なかなか前に進まない。雌雄同体。でんでん虫。まいまい。
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自分の一切を賽 にして、投げてみる
岡本かの子 / 渾沌未分
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三日も四日も家に引きこもっていたりすると、知らず知らず、日に二、三度も着物を着替えたりすることがある。これも単調な時間のながれに何とかして変化をもたせ、気分を引きたてて小説を書こうとしているからなのであろう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
性の悪い牡蠣 のごとく書斎に吸い付いて、かつて外界に向って口を開 いた事がない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「殻に閉じこもるのは良くない」と以前に成瀬が一度言ったことがあるらしいが、すると田中は、「違うんだよ」と怒ったという。「僕が世界を閉じ込めているわけ。僕の部屋の壁が世界を囲んでいるんだよ。閉じ込められているのは、僕以外の全員で、外にいるのは僕だけってわけ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
日かげにおかれたミイラみたいにことりとも音を立てずに部屋にこもっている
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「人生」カテゴリからランダム5
素人の天文学狂が新星を見つけるように、たまたま
伊藤 整 / 氾濫 amazon
牛馬のように働き、牛馬のように死んでいく
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
人生は短いかげろうのようなもの
井上 ひさし / モッキンポット師ふたたび amazon
我々は、限られた範囲での偶然の連続による人生というショウを見せられている観客である。
中村文則 / 教団X amazon
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