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(思い詰める)身体に一本の太い棒が通ったように、むす子のことを思い詰めて、その想い以外のものは、自分の肉体でも、周囲の事情でも、全くかの女から存在を無視されてしまうときに、むす子のいる巴里は手を出したら掴 めそうに思える。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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(夢中になって)我を忘れる
思い悩む・頭を悩ませる
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前後の文章を含んだ引用
......で二三日の旅に親類へでも行くような安易さだった。 かの女はまた情熱のしこる時は物事の認識が極度に変った。主観の思い詰める方向へ環境はするする手繰られて行った。 身体に一本の太い棒が通ったように、むす子のことを思い詰めて、その想い以外のものは、自分の肉体でも、周囲の事情でも、全くかの女から存在を無視されてしまうときに、むす子のいる巴里は手を出したら掴 めそうに思える。それほど近く感じられる雰囲気の中に、いべき筈 のむす子がいない。眼つきらしいもの、微笑らしいもの、癖、声、青年らしい手、きれぎれにかの女の胸に閃 きはするが、かの女......
単語の意味
身体(しんたい)
肉体(にくたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
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彼女の貪欲 は甘いものを見た子供のようになって、前後も忘れて
有島武郎 / 或る女
死に身になった次郎には、その痛みも気にならない。
芥川龍之介 / 偸盗
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(迷う)彼女の身体がいつの間にか、真ん中からふたつに裂けてしまったようだった。《…略…》正反対の方向に向かう二つの力が、彼女の中で激しくせめぎ合っていた。どちらもそれぞれの目指すところに激しく彼女を引っ張っていこうとしていた。いたるところで肉がちぎれ、関節がばらばらになり、骨が砕けてしまいそうだった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
私は雑誌を読む真似をして、じっと色んな事を考えていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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この世の終わりが訪れたかのように重くのしかかってきた言葉
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
箸を投げる
小林多喜二 / 蟹工船
元気が出ない。まるで 呪いのように出ない。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
「興奮・気持ちが高ぶる」カテゴリからランダム5
たたみかけるような早口で言った。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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