TOP > 人物表現 > 心の交流・意思の疎通 > 口が滑る
ハッとしたように「今のは忘れて」と言い、その後は貝のように口を閉ざしてしまった。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
黙る・沈黙
口が滑る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......は彼に内緒で来たのかもしれない。自分の親がわたしの父親に何をしたのか、教えてくれたのは彼なのだから。 浩一さんの父親にわたしの父親が殺されたとつぶやいた母親は、ハッとしたように「今のは忘れて」と言い、その後は貝のように口を閉ざしてしまった。いつも、父親のことを聞きたいと思いながらも、母親の顔色をうかがいながら遠慮していたが、このときばかりは譲れなかった。母親たちのことだけでは済まない。わたしと浩一......
ここに意味を表示
黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
沈黙が流れる。周囲の客の声が急にはっきりと耳に入ってきた。
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
邦彦は喋ることがなかったので、皿に載せられたふたつの白子を食べながら、ビールを少量ずつ何度も 喉 に流し込んだ。男にも、とりたてて話すこともないようで、ふたりはしばらくのあいだ、無言でビールを飲んでいた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
棒杭のように押し黙る
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
このカテゴリを全部見る
口が滑るの表現・描写・類語(心の交流・意思の疎通のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
(言いづらいことを言う)ようやくにして胸の中のものを押し出すようにして言った。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
小林多喜二 / 蟹工船
「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
親の言いつけを聞かない子どもや親に噓をつく子どもは犬畜生と同じだ
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
隠すという行為の持つ避けがたい後ろめたさ
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 amazon
「よ・ろ・し・く」というような、変にブツギレのしぐさで頭を下げる
椎名 誠 / 新橋烏森口青春篇 amazon
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
心の交流・意思の疎通 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ